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建設業キャリアアップシステムへの登録をお考えですか?

建設業キャリアアップシステムへの登録をお考えですか?

福島県の行政書士、佐藤勇太です。

2019年4月から本運用が始まった建設業キャリアアップシステム(CCUS)は、2023年4月からの「あらゆる工事でのCCUSの完全実施」に向かっています。

御社では、登録へ向けての準備は進んでいますでしょうか?

福島県でCCUSの事業者IDを持っている事業者の数は、2020年8月時点で939。
県内の建設業者数は、建設業許可を持っている事業者に限っても8,955(2019年3月)あるので、現時点では普及が進んでいるとは言えません。

しかし、福島県においても、その普及を後押しするような動きが出ています。
2020年4月から、総合評価落札方式の公告案件において、CCUSに企業が登録し、現場で運用する場合に加点の対象になっています。

国においても、業界団体、地方公共団体、許可行政庁に対し、直ちに「業界共通の制度インフラ」であるCCUSの活用を要請し、フォローアップ体制を構築しています。

遅かれ早かれ、このシステムに登録しないと仕事ができなくなる日が来るのかもしれません。

この記事では、建設業キャリアアップシステムの仕組みや目的について解説し、登録の方法を紹介しています。
最後までお読みいただければ、きっとお役に立てると思います。

建設業キャリアアップシステムとは?

建設業キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の資格、社会保険加入状況、現場の就業履歴等を業界横断的に登録・蓄積する仕組みのことをいいます。

若い技能者にキャリアパスと処遇の見通しを示し、技能と経験に応じ給与を引き上げ、将来にわたって建設業の担い手を確保することが目的とされています。

技能者の技能と経験が業界共通の基準で評価され、給与等に反映されるようになれば、若者に限らず、すべての技能者のモチベーションアップにつながるでしょう。

そして、優秀な技能者を育成し、雇用している企業が評価されることになれば、建設業界全体が活性化し、生産性の向上にもつながっていくことになるでしょう。

CCUS導入のメリットをまとめると次のようになります。

技能者のメリット

  • 経験や技能に応じた処遇が行われることにより、モチベーションが上がる
  • 取引先や顧客に対して自分の技能をアピールできるようになる
  • キャリアパス(将来の見通し)が見えるようになる

事業者のメリット

  • 社会保険加入状況の確認が効率化する
  • 工事施工台帳、作業員名簿等の書類作成が簡素化・合理化される
  • 建退共関連事務が効率化される(技能者に証紙を交付する際の事務作業が軽減)

もちろん、新しい仕組みを導入するにはコストがかかります。
時間的なコストもかかりますし、費用の負担もあります。
しかし、この仕組みが整備されることにより、建設業界が若者にとって魅力ある産業となり、持続的に発展することが期待されているのです。

建設業キャリアアップシステムへの登録手続き

事務作業

CCUSを利用するために最初にしなければならないのが、技能者と事業者それぞれが、必要な情報と書類を揃えてシステムに登録することです。
この登録が行われることにより、技能者と事業者にIDが付与され、技能者のもとへICカードが届けられます。

また、現場開設時には元請事業者が現場情報を登録し、下記のいずれかの方法によって技能者の就業履歴を蓄積します。

  • 元請事業者がカードリーダーを用意し、運営主体が用意するソフトを使ってカードの情報を読み取る
  • 既存の民間サービスを利用する
  • 事務所のパソコン等からシステムに入力する


技能者、事業者の登録は、雇用事業主や上位企業(元請業者)による代行申請も可能です。
技能者の登録については、社会保険等の情報を適切に登録するため、雇用事業主による代行申請が要請されています。

登録申請の方法にはインターネットによる電子申請と、認定登録機関に対する書面での申請があります。

インターネット代行申請(技能者登録情報)

代行申請とは、技能者本人から同意を得た所属事業者、または元請事業者や上位下請事業者が技能者本人に代わり、システムへ技能者情報登録申請の手続きを行うことです。

必要な書類は以下の通りです。

  • 同意書類(個人情報取り扱い同意書、システム利用規約同意書)
  • カード用写真
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 加入社会保険等証明書類(健康保険被保険者証、厚生年金等加入証明書など)
  • 保有資格、学歴に関する証明書類など

インターネット申請(事業者情報登録)

事業者情報の登録申請時は、申請内容を証明するため、各種確認書類が必要です。
添付する書類は、大きく分けて、事業者証明書類と社会保険等の加入証明書類があります。

必要な書類は次の通りです。

  • 建設業許可がある場合
    • 建設業許可証明書、または建設業許可通知書
  • 建設業許可がない場合
    • (法人)事業税の確定申告書、または納税証明書+履歴事項全部証明書
    • (個人事業主)事業税の確定申告書、または納税証明書+履歴事項全部証明書
  • 社会保険等の加入証明書類

必要書類が揃ったら、登録申請の際にJPG(JPEG)ファイル形式の電子ファイルに変換して、送信することになります。

システムの利用料金

技能者登録料

建設業キャリアアップカードの発行に必要となる料金で、カード有効期間は発行日から9年経過後の最初の誕生日までとなります。

申請方法登録料(税込)
インターネット2,500円
認定登録機関3,500円

事業者登録料

事業者がシステムを利用する際に必要な登録料です。
登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から5年後の登録月まで有効となります。
登録料は事業者の資本金額をもとに決定します。

資本金登録料(税込)
一人親方0円
500万円未満(個人事業主含む)6,000円
500万円以上1,000万円未満12,000円
1,000万円以上2,000万円未満24,000円
2,000万円以上5,000万円未満48,000円
5,000万円以上1億円未満60,000円
以下略

管理者ID使用料

事業者が建設キャリアアップシステムにおいて事業者情報(現場情報を含む)を管理するために 必要となる管理者ID に対する利用料金です。毎年お支払いいただく必要があります。

単位使用料
1社あたり11,400円

福島県で建設業キャリアアップシステムへの登録をお考えの方へ

建設業キャリアアップシステムへの登録についてご説明しましたが、いかがでしたか。

「パソコンで登録する作業ができるか不安だ」とか「自社で登録する時間を取るのが難しい」など、キャリアアップシステムの登録を行いたいものの、なかなか進められないという建設業者様もいらっしゃるかもしれません。

アゴラ行政書士事務所では、技能者情報の入力と代行申請、事業者情報の入力と申請の手続きの代行を承ります。
(事業者の皆様には、必要書類を揃え、ログインID及びパスワードを取得していただきます。)

料金は以下の通りとさせていただきます。

サービス料金(税別)
技能者登録技能者1人につき10,000円
事業者登録30,000円

二本松市、本宮市、大玉村、福島市、郡山市の事業者様については、無料にて出張対応させていただきます。
ご不明な点等がありましたらどうぞお問い合わせください。

0243-24-8694にてお待ちしております(相談無料です)。